作業に最適なタイミングは、花が終わり、株が体力を回復し始める時期です。

元気な根を出すための大切な下準備です。以下の手順で進めましょう。

• 茎を切り取る： 茎の先端から2〜3節の長さでカットします。
• 下葉を取り除く： 土に埋まる部分の葉は全て取り、上の葉を2枚ほど残します。
• 水揚げ： 清潔な水に切り口を30分〜一晩浸します。
• 発根促進（任意）：
  ルートン 植物ホルモンを含む発根促進剤。切り口に少量つけることで、根の発生を助けます。
  などの薬剤を切り口に薄く付けます。

準備した挿し穂を、新しい住処となる土に植え付けます。

• 土の準備： 肥料分を含まない清潔な
  挿し木用土 赤玉土やバーミキュライトなど、水はけと通気性が良く、病原菌の少ない土。
  を用意します。
• 穴を開ける： 割り箸などで挿し穂を挿す穴をあらかじめ開けておきます。
• 挿し付け： 穴に挿し穂を入れ、ぐらつかないよう周りの土を軽く押さえます。

根が出るまで、約1ヶ月。静かに見守ってあげましょう。

• 📍 置き場所： 直射日光が当たらない、明るく涼しい半日陰で管理します。

• 💧 水やり： 土の表面が乾いたらたっぷり与え、水切れさせないように注意します。

• 🔍 発根の確認： 約1ヶ月後、挿し穂を軽く引いてみて抵抗があれば発根のサインです。

無事に根が出たら、いよいよ独り立ち。お好みの鉢や花壇に植え替えて、成長を楽しみましょう。水はけの良い用土がおすすめです。